ギタリストのための津軽三味線~その1~三味線の勧め

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津軽三味線(太棹)

フラメンコギターを本格的に始めるかどうか考えていた今年の夏


出会ってしまいました。

何に?

三味線です。

お助

お助

三味線?何で?

子供と”ましろのおと”ってアニメを観てて、

子供がやりたいって言うから、じゃぁ一緒にやるか!!

って感じ。

スケゾウ

スケゾウ

お助

お助

楽しいの?

楽しいんだよね。これがまた。

特に弦楽器がある程度弾けると上達早いと思うよ。

ギター弾きで、三味線に興味がある方は参考になるかと思います。

この記事を読むと、津軽三味線がやりたくなるかも?

三味線ブーム?

子供が言い出したのが、きっかけですが実は。。。

ギター始めて、何年かたったころ。かれこれ20年以上前です。

津軽三味線は派手だからやってみたいなぁとは思っていた時期がありました。

母親が三味線やってたこともあります。地唄で津軽ではなかったです。

時は流れ。。。三味線のことは忘れてギターとベースに熱中してました。

津軽三味線は少し流行ってた?

僕はテレビをほとんど観ない(正確には地上波は、全く観ないです。そもそも観れない。)

なので少し前の三味線ブーム?あったのかな?

吉田兄弟すら知りませんでした。

津軽三味線に関しては、そんな認識でした。

フラメンコギター

ちょうどフラメンコギターを独学でYouTube先生を観ながら、色々やって2年ほどたっていました。

楽器に関して僕は独学派です。

楽器は、気づきの集大成で教わるものでないと。

でもフラメンコギターはカッコいいし、お金も稼げる可能性が高い。。。らしい。

そんな中、ある某有名フラメンコギタープレイヤーさんと約2時間話をする機会がありました。

その中での話です。

フラメンコの世界はスペインに留学しているかどうかが、一つの基準になるとのこと。


僕として思うのは、ロックもジャズも輸入された音楽で既に日本のロックなりジャズが
認知されている。

どうやらフラメンコギターというか、フラメンコはそうはなっていない。


そう感じました。


つまり頑張っても本物に近づくことは難しいと言うか、そこそこできても
フラメンコダンススクールでは伴奏もできない(スペイン留学要なので)。


日本のギタリストのフラメンコは、本場のフラメンコギタリストと比べると
何か違います。

まぁ実際に演奏聞けば分かります。

どっちがいいという問題ではなく、違うのは当たり前です。


僕は違っていいという立場で、日本発のフラメンコがあってもいいと思います。


しかし現状がは業界がそれを許していない以上、本格的に始めることに躊躇してしまいました。

そのタイミングで三味線の登場です。

と言いながら、パコデルシアの強烈なピカードには憧れていて

ギターもマイペースで練習しています。

三味線にした理由

人生時間は限りがあって、人はやりたいことをやるべきだと思っています。

それでフラメンコギターじゃなく三味線にした理由を少し。

フラメンコはもともと日本のものでないです。

先程書いたように、スペイン留学がないと周りが認めてくれないようです。

まぁ実際のところは分かりません。そうじゃないかも知れません。

でも三味線は日本の伝統楽器です。

何が言いたいかというと

本物になれる可能性があるということです。

そうこう思いながら、家から比較的近い津軽三味線の体験レッスンに行くことになりました。

津軽じょんがら節

体験レッスンでは、

バチ(大きいピックみたいなもの)の持ち方や三味線の構え方、

少しだけメロディーを弾く。子供がチューリップの歌がいいとのことでそれを。

終わった後に先生に頼んで

有名な津軽じょんがら節を先生に弾いてもらいました。

と言うか、それしか曲知らなかった。

あとで分かりましたが、じょんがら節も色々あるし、流派によって色々なバージョンがある。

ベベベンベンベン。。。。
ベンベンベンベン ベベベベンベン 。。。。


初めて目の前で聴きましたが、
一言、フラメンコやってる場合じゃない。


何だこれ、すげー


カッコいい!!


音でかい。
衝撃でした。
三味線って、こんなすごかったんだ。

何でこんなすごい楽器が身近にあったのに、素通りしてしまったのか
まぁ今更言っても始まらないです。


体験レッスンの途中ですでに三味線始めることを心で決めてしまっていました。

バレエやってた子供が言うには

「父ちゃんバレエやってる場合じゃないね!」

三味線はロックだ!

僕はかれこれロックギターを30年以上弾いてきました。

そして、これこう感じました。

津軽三味線はロックだ!!

音の大きさ、派手さなど

あれこれ合わせてロックだと。

僕はまだまだこれからですが、ホントにそう思います。

まとめ

今のギタースタイルにも飽きてきたとか、

新しい風が欲しいとか、

ギター弾きが入門しやすい他の楽器がやってみたい

などなど

少しでも、そう感じるなら

三味線はお勧めです。

僕はロックをずっとやってて

リズム感を、盆踊りのような前のりから、後ろのりに矯正しました。

走っていく感じでなく、後ろから引っ張る感じのリズムです。

外国人ともバンドやっていましたが、彼らはそのリズム感が元々備わっているようで

前のりにならないんです。

三味線だと、もともと日本人が持ってるリズム感でいいので

あまり悩む必要がないです。

感じたままでいいです。これが良いところです。

注意するとしたら三味線の音はかなりデカいです。

練習時にはご近所さんの迷惑にならないように配慮が必要かと。

これは津軽三味線特有だと思います。

弾くというより、撥で胴(ギターで言うボディ)を叩きます。

なので出てくる音は強烈です。

”ましろのおと”の主人公の雪くんは

「あ~三味線叩きたい!」と言います。弾くじゃないんですねこれが。

三味線がやりたくなりました?

そう思ったら、善は急げで近くの三味線教室に行ってみるのが良いかと思います。

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