長野県下伊那郡阿智村に鎮座する、阿智神社奥宮の参拝です。
阿智村には、阿智神社が二つあります。
一つが前宮。
もう一つがこの奥宮です。
式内阿智神社奥宮
昼神温泉の温泉街から、車で10分ほどで到着します。
歩いて行くには、ちょっと遠いです。
目次
成り立ち 歴史
御祭神は、天八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)、天表春命(あめのうわはるのみこと)となっています。
参拝すると分かりますが、空気感が前宮と違います。ホントに古い感じがします。
一気に時間を巻き戻されて、心の一部がタイムスリップしたと錯覚してしまいます。
入り口の由緒の分には、はっきりとこう書いてあります。
このごろこの巨石を囲む遺跡が発見され、いよいよ磐座であるとが確かになりました。磐座とは古代の祭祀場において神霊が降りてきてツン座したところです。この地が阿智神社の際神、八意思兼命と天表春命の鎮座地であるとともに、全国の総本社であることがうかがえます。
阿智神社奥宮 由緒看板
ここにある、磐座に八意思兼命と天表春命が降臨したということだとの説明です。
あと、この地は天表春命の墳墓と言われています。
阿智神社奥宮の場所
長野県下伊那郡阿智村智里497
駐車場は神社の脇にあります。大きな看板が出てるので迷わないです。
磐座について
これを拝むためだけに、参拝するのもよいかと思うほど見る価値があるのが、この磐座です。
観光地された磐座は、他の神社にもあります。
でもこの磐座は、神社全体の空気と相まって、そこだけ気温が違うような感覚に陥ります。
磐座の鳥居をくぐると、磐座があります。
この磐座は東西南北を指していると云う説明文があります。
ぱっと見た感じでは岩が置いてあるだけのようにも見えます。
ここは墳墓ということもあり、大規模な考古学的発掘はあまり進んでいないと思われます。
ただし国学院大学の大場磐雄博士により、古代祭祀遺跡であるとは既に立証されています。
神楽舞台
拝殿の前には神楽舞台があります。
ここで神事の舞が行われていたのでしょう。
何となく雅楽が聞こえてきたような気がしました。
まとめ
阿智神社の奥宮は、個人的には諏訪大社上社前宮と並んで取り巻く空気感が違うなと感じました。
僕には、霊感みたいなものは全くない(と思っている)です。
古い神社は、そこ独特の空気感があります。
ここは鳥居をくぐり抜けて、階段を上って行くと確かに回りの空気が違います。
しかも身体はここにあるのに、心の一部が太古の昔に戻された感じがします。
伊勢神宮は、参道を歩いていると神々しい空気を感じます。
心が洗われる感じです。多分参拝された方には分かってもらえると思います。
それとはちょっと違う感じが、ここ阿智神社奥宮の感じです。
それが何なのか、上手く説明できませんが
この周りの空気に吸い込まれて、心の一部がタイムスリップしたような何とも言えない心地良さを味わってみて下さい。
なんか気持ちいいなと感じてもらえるかと思います。
何度も言いますが、僕には霊感のようなものはありません。
僕個人の感想です。
遺伝子の中にある、記憶がリンクするのかも知れないですね。
では神社巡りで豊かな人生を!