合気について その12 うつらかすと云事

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宮本武蔵の「五輪書」には、

うつらかすと云事

とあります。

五輪書 火の巻13-1に書かれています。

推測ですが、いや多分正しいと思うのですが。。。

多分合気のことを言っているのだと思います。

内容を引用すると下記の通りです。現代語訳となります。

うつらかす というのは物毎にあるものである あるいは眠りなどもうつり、あるいは欠伸などもうつるものである時がうつるというのもある 大分の兵法にあっては、敵がうわついて事を急ぐ心の見えるときは、少しもそれに構わぬようにして、いかにもゆるりとなって見せれば、敵も我が事のように受けてその気分になり、弛むものであるその うつったと思ったとき、こちらから空の心にして、はやく強く仕掛けて勝利を得るものである 一分の兵法にあっても、己の身も心もゆるりとして、敵の弛みの間を捉えて、強くはやく先に仕掛けて勝つのが専一である また よわせるといって、これに似ていることがある

一つは、無気力の心 一つは、浮かれる心

一つは、弱くなる心 よくよく工夫あるべし

日本古典文学摘集 五輪書 火の巻

僕なりに意訳すると、こんな感じです。

自分が脱力すると、相手にもそれが移って脱力して力が入らない。相手が押そうが引こうが、また力を入れて投げ飛ばそうとしても、それは無視して自分の脱力を相手にうつらかす。さらに倒してやる気持ちを無くして、放心状態で、相手も同じような脱力状態にしてしまう。その緩んだ隙をついて先に仕掛けて勝つ。

一つは脱力 一つは自分本位にならない

一つは倒してやるという気落ちを捨てる心 よくよく考えてこれをヒントにして工夫しなさい。

どうでしょうか?

これは宮本武蔵流の合気の理解かなぁと思っています。

武蔵の自画像にそれが現れているように感じます。

有名な宮本武蔵の自画像です。

二刀流の刀に身体を預けて、刀と一体化しているように見えます。

さらに何となくボーっとして焦点が合っていないように見えます。

この前、僕の合気の師匠から聞いた話では、この武蔵の自画像の意味は、

武蔵が二刀流の剣の重みで自分に合気をかけている、だから何となくボーっとして感じに見える。自分に合気をかけているから、相手が剣触れてしまうと”合気をうつらかせて、相手に合気がかかる”

合気がうまくかかるときは、大体こんな感じです。

  • 力んでいない
  • 相手に引っ張られている感じがする
  • 掴まれている箇所に意識は無い
  • 何となくボーっとしている
  • 全身に一本何かが通っている感じがする
  • 相手と一体感がある

こんな感じです。

佐川先生の数少ない写真を見ても、力を入れずにボーっとしているように見えます。

この武蔵の自画像に似ている気がします。

やはり、なぜ合気と書くのか?で触れたように気(便宜上気と表現しています。)を合わせるということが重要ですね。

この自画像は合気のヒントなんだろうと思います。

合気探求の道は続きます

sukezo

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