合気を探求をしていくと呼吸をどうすればいいか?
と疑問が出てきます。
これに関しては、意見や考えは色々あります。
呼吸が合気の柱で一番重要な要素だという意見が、どちらかと言うと多数だと感じます。ホントにそうでしょうか?少し違うような気がします。
現時点での僕の考えは
呼吸は、合気とは関係あるがそれほど重要でない。
となります。
でも、ある種の呼吸は合気の扉の鍵になるというものです。
少し僕の感じていることを、書いていきます。
合気と呼吸
最近は、Youtubeなんかで合気の解説をしている動画が増えてきているなぁと思います。
正直、なるほどと思うものもあれば、全く見当はずれなものまで色々だなぁと。
呼吸やタイミングを主軸にしているものもありますが
その手の説明は、本質から外れてるかなぁと感じます。
目次
呼吸の利点
合気は、身体の使い方の技術です。
佐川先生は
皮膚の下の筋肉を動かす
とおっしゃっていたようです。
これは、外は動かず身体の内部を動かすということだと思います。
この時に、呼吸をきっかけにすると身体の内部の動きが分かりやすくなります。
でも、分かりやすくはなりますが、呼吸を意識しなくても出来るので
僕は呼吸に頼ってしまうのは良くないと思っています。
呼吸に連動しなくても、身体の内部の動きを感じるには練習と集中が必要です。
呼吸の欠点
次に、呼吸で身体の内部を動かす欠点について感じていることを書きます。
最大の欠点は、動きが表に出てしまうことです。
呼吸に連動して、身体の内部を動かしてる人は
何をやってるのか、バレてしまうので、練習ではいいですが
技はかからないと思います。
でも合気のような現象を作り出すことは出来ます。
呼吸は不要?
では、呼吸を封印すべきか?
と言うとそうじゃないと思います。
身体の内部を動かすきっかけにするには、非常に有用だと思います。
例えば、こんな感じです。
- 大きく息を吸って、身体内部の膨張感を体感する。
- 同じく身体内部圧の感覚を体感する。
- 呼吸により、皮膚の下の筋肉が動くきっかけをつくる
このあたりの感覚が分かってくると
次に呼吸を意識せずに、同じ感覚が出るかを確認すれば良いと思います。
お助
なんだ、呼吸は重要なんじゃない?
いや、そうそうじゃなくて呼吸は柱じゃなくて、どっちかと言うと枝葉ということが言いたかったんだけど。。。
スケゾウ
再び呼吸
ここまで書いたように、呼吸は合気の本質とは関係ないというのが、現時点での僕の理解です。
枝葉的なことなので、あまり突き詰めないほうがいいかぁと思います。
枝葉ばかり追いかけていると、本質が見えなくなる危険があります。
ただ、佐川先生がおっしゃっている
皮膚の下の筋肉を動かす
これを体感するには、非常に良いです。
呼吸に関しては、最近僕なりの気づきがあったので
少し触れておきます。
毛穴で呼吸をする
普段から、合気のことを考えてると、全く関係のないところからヒントが得られることがあります。
何事もそうですが、気づきは突然やってきます。
そのためには常に考え続けることが大切です。
僕は、最近古代史に興味がありネット放送局のCGSという番組で表 博耀(おもて ひろあき)さんが出ている番組を見ています。その中で非常に興味深い話をされていたので、ここで引用します。
言葉が正確かは自信がありませんが、内容はこうです。
神は毛穴から出入りする。空手の息吹はそれを実践している。
つまり、毛穴で呼吸することが空手の基礎で意識されているということとです。
早速試してみました。
腕の毛穴を意識して、呼吸してみる。
あれ?
なんだ、この感覚は?合気の感覚に似ている。
新しい気づきでした。表さんありがとうございます。
そこで、人間は毛穴呼吸しているのか?を調べてみました。
人間は毛穴で呼吸していない
科学的には、これが正解のようです。
なんだ、呼吸してないがね~
と
結論付けるのは、やめましょう。
なぜなら、毛穴が呼吸している感覚はあります。
呼吸はなにも、空気を取り入れるだけではないと理解するのが正解だと思います。
武術での呼吸は、息での呼吸という場合もありますが
別の意味もあるということです。
まとめ
合気には呼吸はあまり関係ない。
でも別の意味の呼吸は、重要なのでは?
というのが現時点での結論です。
毛穴での呼吸で、皮膚の下の筋肉の動きを意識すると少し違った角度から合気を理解できるかな?
と感じます。
合気探求の道は続きます。
2 件のコメント