ギターのコードを覚えるときには、何を注意すればいいか。何から学べばいいのかを具体的に説明します。
実際に弾きたいフレーズをいくつか覚えて、弾けるようになってくると気づくことがあります。
それは、
コードって実は重要な気がする。
そうなんです、フレーズはコードの一部を押さえてることが多いんです。
という訳で、楽しくコードを覚えましょう。
コードを覚える AとEから
AとEから始めましょう。
最初からコードありきで、ギターを始めてしまうと当然押さえられないので、ギター弾くのが嫌になってしまいます。
最初に何曲か、好きなフレーズが弾けるようになると、コードが必要だと分かります。
必要になってから、覚えた方が身に付きます。
目次
コードってなに?
コードを覚えた方いいかなと気が付いたけど、コードってなに?
コード=和音です。
例えばCというコードはドミソを一緒に鳴らしたものです。
それだけ?
そうです。それだけです。曲によってはドミだけとかドソだけを押さえる時もあります。
コードは何個あるの?
答えはたくさんです(笑)。
というか正確に言うと解釈次第で無限にあります。
良く使うものだけで、CDEFGABのメジャーで7個。
そのマイナーで7個。セブンスが普通のと、マイナーがそれぞれあって7×2=14個。
これだけで28個です。
覚えられるの?
大丈夫です。28個あっても押さえ方は4通りだけです。
最初に覚える押さえ方
最初はAとEを覚えるのがいいです。
これには理由があります。
この指の形を平行移動するだけで、他のコードになるからです。
左A,右E
一般的なAとEのコードフォームです。
Aの根音(ルート)は5弦開放。
Eの根音(ルート9は6弦開放。
この形のまま平行移動すると、他のコードも押さえられます。
強敵セーハー Fの壁
Fコードで挫折してしまった。。。
という話をよく耳にすることがありますよね?
でもコードから始めて、ギター弾くのが楽しくないと挫折してしまいますが、”好きな曲の一部を弾けるようになる”から始めると、それほど苦労せず(多少は苦労します)、Fの壁を乗り越えられます。
セーハーというのは1本の指で、複数弦を押さえることです。Fだと6,2,1弦の3本を同時に押さえるのが難しいです。
コツはいくつかあって
- フレットの近くを押さえる
- 指の腹で包む感じで押さえる
- ガチガチにならずに優しく押さえる
といった感じです。
最初は1弦がミュートされてしまったりしますが、そのうち出来るようになるので、多少音が出なくても気にしなくていいです。
Fの壁の先
コード編なので、コードの話ばっかですが、普段は”好きなフレーズを弾けるようにする”をメインで練習してください。
Fのセーハーばっかりやっても楽しくないので。
Fなんて、ある日突然できるようになります。
心配無用です。
Fの壁の先に平行移動だけで7倍のコードが押さえられるようになります。
理屈はこうです。
となります。分かります?
僕は独学だったので、自分でこれに気づいた時は、霧が晴れた感じでした。
絵で描くとこうです。
Fのコードフォーム
Eの形をは開放弦をセーハーしている。
Fの形は1フレットをセーハーしていることになる。このまま平行移動すればコードチェンジできる。
Eを人差し指を使わずに押さえると、分かりやすいです。
Aのフォームでも同じことが言えます。
マイナーやセブンスでも同じです。
正しい弾き方とか、コードありきとかって何?って感じですよね?
そんなとこからギターを始めても、楽しくなくて挫折するだけです。
でも、コードが出来ると初めて弾く曲でも、そこそこ弾けてしまいます。
だからと言って、一番最初に重要視して取り組む課題ではないです。
平行移動をマスターすると、これを応用して量産型ザクとか量産型ジムではないギター弾きへ近づけますよ。
弾ける曲でなく、弾けるフレーズを増やして楽しいギター生活を送りましょう。
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